教義3 腸は超精密な歩く細菌培養器である!
前回もお話ししましたが、私達の腸の中には何百兆個の細菌が生息していていろんな活動をしています。
この腸内細菌の種類や数は常に絶妙なバランスが保たれています。
(因みに口から入って食道や胃や小腸にはあまり細菌は生息していません。大腸に入ってからいきなりガンと細菌の数が増えるのです)
しかし、そこに生息している菌は増えすぎず、減りすぎず、一定に保たれているなんて凄いことだとは思いませんか?
多くの人は自分のお腹の中にこんなにたくさんの菌が生きて活動していることさえ気がついていません。
まだこの腸内細菌を整えているメカニズムについては医学が発達した今日でもまだ完全に解明されていないのですが、私達の身体は無意識のうちに、細菌がバランス良く生息できるように腸の中の体温や湿度や酸性度(ペーハー)を一定の環境に保つようにしています。
腸の中のコンディションには腸の動きや消化管から出る様々な消化液も関与しています。
そして、また私達は普段意識して、積極的に腸の中の環境を良くすることができます!
それが食事であり、運動であると考えています。
魅惑の腸内細菌ワンダーランド、話はまだまだ続きます。