医師が勧める健康な身体創り

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新型コロナに罹りにくい身体づくり②粘膜防御機構

今日、新型コロナウィルス感染症が社会的に問題になっていますが、どうしたら新型コロナウィルスに罹りにくい身体を作ることができるのか?考えて行きたいと思います。

そのキー🔑の一つが私達誰もが体内に有している粘膜防御機構です、

私達生体は皮膚以外の外界と接するところに粘膜と言う構造を有しています(気道や消化管など)そこからいろんな病原体🦠が侵入してこないように感染防御機構を有しています。

その作用は主に

1.ベタベタな粘液を産生し粘液で絡めとり簡単に体内に病原体🦠が入らないようにしていることと 2.局所における免疫の働きです

その免疫機構の中で、粘液の中にはIgAと言う抗体があり(血中にもありますが)粘膜に存在する細菌やウィルスに作用し、感染を抑える作用を有していると言われています

最近よく聞くIgM抗体やIgG抗体は抗原提示細胞やヘルパーT細胞を介してB型リンパ球細胞が産生する後天的な抗体であるのに対して、IgA抗体は予め作っておいて、ウィルスや細菌が体内に入って来られないようにする予防的な働きかあります

https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/bio/antibody/antibodyp07.html

私は今回の新型コロナウィルスの感染予防にもIgAが重要な役割を果たしているのではないかと考えています

(科学的根拠については膨大な医学的研究が必要なので、これはあくまでも推論です)

この粘膜防御機構に着目して、ウィルスに感染しにくい身体創りについてこれからお話をさせていただきたいと思います。

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