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腸活教義5 うんちは腸のバロメーター

皆さんこんにちは、今日は私達の腸の状態を測るとても大事なバロメーターをご紹介したいと思います。

それはずばり私達がしているうんち💩です。

因みに皆さんは1日に何回くらいうんち💩に行っていますか?

またそのうんち💩はどんな状態ですか?

私は調子のいい時には1日に3〜4回トイレに行きっています。

言うまでもなく、うんち💩の状態は間違いなく腸をはじめとして身体の状態を如実に表している指標であると言えるでしょう。

私達は毎日ごはんを食べている (in) のだから、その分、排泄(out)しなければバランスが取れませんよね。

それではそのうんち💩とは一体何でしょう?

食べ物が消化吸収された単なる残りカス?ではありません。

その中にはいろんなものが含まれています。

それではそのうんち💩の成分についてもう少し詳しく見て行きましょう。

便の成分は大まかに 1. 水分(消化液含む) 2. 食べかす 3. 腸粘膜から剥がれた細胞 4.腸内細菌(生きたものや死骸) などから構成されています。

便の成分その1. 水分
便の成分で一番多いのは、水分で70~80%の割合を占めています。
この水分割合ですと形もよく、健康的な便になります。便に含まれる水分の割合が低くなると便は硬くなってしまい、逆に水分の割合が高くなると下痢状の便になります。この微妙な調整がとても大事です

便の成分その2. 食べ物の残りカス
食べ物のほとんどは栄養として小腸から吸収されます。しかし中には消化吸収されない成分があります。
便成分に含まれる食べカスの主な成分は「食物繊維」などが含まれます。

便の成分その3. 粘膜が剥がれた物
私達の体(内臓も血液も含む)は60兆個の細胞からできていると言われています。その中で一番寿命が短いのが、胃や腸壁の消化管上皮細胞で24時間で死んでしまい、新陳代謝はとても激しいものとなってます。古く死んでしまった細胞は便成分の一部として排泄されます。

便の成分その4 腸内細菌

なんとびっくり、私達が毎日している便1gの中には、およそ何千億個もの腸内細菌がいると言われています。前にも話しましたが、私達の腸内には100種類100兆個以上の色々な細菌が棲んでいて、絶えず増えたり減ったりしてバランスを取っています。

便の成分その5 消化液 これは1.に含まれますが、私達は消化酵素や胆汁などいろんな消化液を消化管の中に産生分泌しています。この消化液は食べものを分解して吸収を助ける作用があり、その一部は食べものと一緒に再び体内に取り込まれます。

これを考えてみると改めて私達の腸は凄い機能を持っていることがわかります。

私達は便の回数や性状を評価することで、私達の腸の状態を伺い知ることができると考えています。

是非皆さんも自分の健康のために、是非とも、この大事なうんち💩について注意を払ってみてはいかがでしょうか?

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