医師が勧める健康な身体創り

医学理論に基づく正しいダイエット法の紹介

【脂質のお話 その5 中性脂肪脂肪酸について】 

前項でも述べましたが、食事摂取に於ける脂質のメインは中性脂肪です

中性脂肪はトリグリセリドと脂肪酸エステル結合してできた高分子化合物です。

脂質は脂肪酸の種類で体内な代謝が大きく違います。だから脂質の話題になると脂肪酸のお話が出てくるのですね

脂肪酸の種類は主に動物性の飽和脂肪酸と植物性の不飽和脂肪酸に分けられます(また体内で作られない必須脂肪酸と合成できる非必須脂肪酸にも分けられますが)

脂肪酸はまたその分子量の大きさで長鎖、中鎖、短鎖脂肪酸に分けられます。また糖質の二重結合の場所によってω3、6、9脂肪酸があります 

飽和脂肪酸は常温では固形ですが、不飽和脂肪酸は融点も低く、常温では液体の状態です。また抗酸化作用があるため、特にω3やω6などの不飽和脂肪酸は身体にいいと言われています

では私達が健康的にダイエットをするためには、具体的にどんな脂質をどれくらい取ったらいいのでしょうか?また詳しくお話ししていきましょう!

中性脂肪は高エネルギー物質ですが、糖質みたいに直ぐには活用されません。また私達が過剰に摂取した糖質は体内で代謝され中性脂肪として蓄積されてしまうので注意が必要です