医師が勧める健康な身体創り

医学理論に基づく正しいダイエット法の紹介

その58 糖質は私達の主たるエネルギー源

今まで糖質について何回かお話をしてきましたが、糖質は私達の生命活動の主たるエネルギー源です。私達の身体の中において脂質やタンパク質はエネルギーの貯蔵体であったり、身体を作る構造体という役割がありますが糖質はそれ自体が私達の身体を動かすエネルギー源になっています (糖質からエネルギー体となるATPを作り出しています)

糖質が足りなくなり、飢餓状態になると、私達の身体は脂肪を燃焼させたり、タンパク質を分解して、バックアップとしてエネルギーを生み出そうとする仕組みがありますが、それはあくまで補助的な機能にしか過ぎません。またそれが長期に渡ってしまうと身体を壊すことに繋がります。だから過度な糖質制限は危険と考えています。

また過剰な糖質の摂り過ぎは、糖の代謝機能に障害を与え、肥満や糖尿病などの病気を招いてしまい兼ねません。

だからこそ糖質の摂り方には非常に気を配るべきだと考えています。特に40才を超えた壮年期以降には尚更注意が必要です。

今の飽食時代において、私達が元気に長生きするためにはセルフコントロールが大事なのです。