医師が勧める健康な身体創り

医学理論に基づく正しいダイエット法の紹介

スパイスの効用、効果 〜カルダモンについて〜

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今日はスパイスの女王と呼ばれるカルダモンについてご紹介します

カルダモンはとても古いスパイスでアラブや南アジアでは昔から重宝されていました (アラブでは、客人のもてなしにティーに高級なカルダモンを入れるそうです)このスパイスは独特な香りだけでなく、薬理的にもいろんな作用があります。

1.消化器機能調整

2.口臭予防

3.清肺作用

4.精力増強作用(実は強壮剤)

私の知人のインド🇮🇳の方も、カルダモンの実を生でバリバリ食べています

私も真似して試しています。皆さんも是非試してみては?

 

健康なダイエットをするための秘訣

今まで、消化器診療や栄養やダイエットのことを学び、まとめてきましたが、改めて健康的にダイエットをするポイントに気がつきました。

それは健全に食欲をコントロールする事です

私が別のサイトで書いていますが、食欲は、主に、脳(摂食中枢)と胃腸でバランスをとってコントロールされています

人間は脳が発達しているので、脳が騙されたり、何か異常に作動してしまうと食が乱れます

それが故に自然体で自分のあるがままの状態を随時感知することができれば、健全な食欲が保たれ、いい食習慣が保たれいいコンディションが整えられると思いませんか?

そのためには考え過ぎはよくありません。脳と腸を健康な状態にし、健全なバランスを保つことが大事です

食事の選び方

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私達はいろんな食事やデザートを楽しむことができます

しかしその中身や栄養素も食べ物によって様々であり、その食べ物によって多かれ少なかれ私達の身体の生理反応が変わるのだから私達の日々の生活のTPOに応じた食事の取り方を考えるべきではないでしょうか?

朝起きた時に取るべき食事、お昼の仕事中に注意した方がいい食事、晩御飯の団欒に取りたい食事、お休みのゆっくりした時に取る食事などなど

あれはダメこれはダメということではなく、食事のとり方を工夫するだけで私達のパフォーマンスや、私達の人生の味わい方も大きく変わってくるかも

これからこういった新しいフード コーディネートとしての取り組みも面白いと思う

 

生命現象の根源

生命現象の根源は外界からの物質の出し入れです

呼吸をすること  澄んだ空気を吸って吐くこと

美味しい食べ物を食べて飲み物を飲んで排泄すること

これができなくなったら生きていくことはできません

よく食べる人は元気です。しっかり口から食べることとっても大事ですね

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グラノーラ大作戦 その2 オーツ麦の食物繊維

ちょっと調べたのですがオーツ麦の食物繊維量凄いです

たった100gの摂取で私達の一日の必要な食物繊維量の半分(10g)が取れてしまいます。

その中には不溶性食物繊維とβグルカンなどの水溶性食物繊維が含まれています

さらに研究進めますf:id:gokurakujiclinic:20171104204538j:plain

グラノーラ大作戦 その1 オーツ麦(燕麦)について

ダイエットのアイテムとして特性グラノーラを考案中です。

このグラノーラキーとなる穀物がオーツ(燕麦です

この穀物の特徴は米や小麦など他の穀物と比較して

1.繊維質が圧倒的に多い(水溶性&不溶性食物繊維)

   白米の20倍 小麦粉(製粉)の10倍多い

2.カルシウムや鉄分などミネラルも多い

3.糖質&脂質&たんぱく質やその比率は他の穀物と大きく変わらない 

   380kcal/100g(1回分)

 

なぜキーとなり得るのか?そのポイントは食物繊維豊富のため、血糖の急激な上昇がないため、膵臓からのインスリン分泌を抑えられる可能性が伺われます

また豊富な食物繊維が腸内細菌叢のコンディション維持にもいいかもしれません

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基礎栄養学 ~ 糖質編 その6 糖質代謝(2)

それでは簡単に私達の糖質代謝の概要についてご紹介しましょう

先ず、

1.口から摂取した炭水化物や糖質が口腔から消化管内に分泌される消化酵素によって、単糖類に分解されます。そのメインのものはブドウ糖グルコース)です。

2.ブドウ糖は速やかに小腸粘膜より吸収され門脈の流れによって肝臓に辿り着きます

3.肝臓は人体で糖代謝の中心となる臓器です。肝臓内でブドウ糖はグリコーゲンとして蓄えられ必要な時にグルコースとして放出されます。また肝臓においては糖質をいろんな物質に変換したり、飢餓の時には脂質や蛋白質からブドウ糖を合成します(糖新生)

4. 肝細胞を始めとして細胞内へのブドウ糖の取り込みや糖新生など糖代謝に関して様々なホルモンが糖代謝に関わっています。その代表がインスリンやグルカゴンであり、そのホルモンを産生している臓器が膵臓です

4.ブドウ糖を利用するのは全身のありとあらゆる細胞ですが、特に利用率が高い臓器が、脳と筋肉です。人体は特別な活動をしていなくても、生命を維持するために必要最低限のカロリーを必要とします。それが基礎代謝量です






皆さん肝臓が如何に凄い臓器か知っていますか?心臓や肺や脳と同様に肝臓が働かなくなるとそれは死に直結してしまいます
肝臓は物質の代謝を司る中枢臓器なのです
代謝においても肝臓は重要な働きをしていたす。肝臓は私達が消化吸収した糖を身体にグリコーゲンに変えて貯蔵しています(多少筋肉にもその機能はありますが)
しかし無限にストックをできるわけではなく、その量は総必要カロリー量のおよそ一日未満(半日超)ではないでしょうか?(1000kcal?程度?)
だから私達は半日もするとお腹が空いて餌を探しに行くのでしょう...