医師が勧める健康な身体創り

医学理論に基づく正しいダイエット法の紹介

タンパク質のお話 その2 タンパク質の代謝1

以前からお話しているように自分達の身体はタンパク質で形作られ、またそのタンパク質は私達の身体の中で様々な機能を果たしています。私達は日々、タンパク質を体内に取り入れ、また不要なタンパク質は分解代謝され、そしてまた新しくタンパク質が合成され、ほぼ一定な状態(恒常性)を保っています。

私達の身体の中では体内にあるタンパク質を分解したアミノ酸の多くを再度利用しています(エコシステムです)

また代謝されたタンパク質は尿素サイクルで分解され、尿として排泄されます。(この一つの例が高齢者で栄養状態がすぐれない方の栄養サポートをする時に伺われています。高齢者の方に過剰に過度なタンパク質を投与すると、腎機能が良くない方の場合、著明に血中の尿素窒素値が上昇します。これは投与したたんぱく質アミノ酸が活用されずに、代謝も悪く、尿としての尿素排泄機能が低下しているた体内に滞ってしまうのです) このようなことから見ても、私たちは全身の臓器機能の状態に合わせ、栄養の取り方を考える必要があるのです。

またアスリートや身体をよく使う人はそれだけタンパク質の補給になります。私達の活動に合わせたタンパク質の投与量を考える必要がありますね!