医師が勧める健康な身体創り

医学理論に基づく正しいダイエット法の紹介

【脂質のはなし 】

いや脂質って奥が深いですね!でも日常私たちは調理されたものを食べていることが多いので、その組成や質のことを知らな過ぎるようにも思います。強く、美しく、元気な身体を作るならない食べ物のこともっと知らなくちゃ

タンパク質の講座でも話ましたが、通常、私たちは身体の中に予備の栄養の蓄えをするようになっています

昨今、日本は飽食の時代になり、動物性脂肪や過剰なカロリー摂取のため、体内には中性脂肪が蓄積状態にあると言えます

脂質も常に私たちは自分に必要な分だけ、いいものを摂取する必要がありますね。

そこで、此処までの脂質のまとめですが

1.脂質は大事な栄養素 一日の摂取目安量は総カロリー摂取の1/4 50g 

2.脂質の中心は脂肪酸、できるだけ中鎖脂肪酸不飽和脂肪酸を摂るように心がけましょう

3.ついでに、脂質は熱変性してしまうので調理方法に気をつけましょう(いいオイルは加熱しちゃダメですよ)

コレステロール血症の治療 3

ではそのポイントは何でしょう?私は1.規則正しい食事習慣 2.適度な糖質制限インスリン分泌抑制 3.良質な脂質摂取によるものと分析しています

またこれを先ず3ヶ月継続したことが大きいと思います。追伸、卵は毎日2個は食べていますよ!

脂肪酸について】前項でも述べましたが、食事摂取に於ける脂質のメインは中性脂肪です

中性脂肪はトリグリセリドと脂肪酸エステル結合してできた高分子化合物です。

だから脂質の話題になると脂肪酸が出てくるのですね

脂肪酸は主に動物性の飽和脂肪酸と植物性の不飽和脂肪酸に分けられます(体内で作られない必須脂肪酸と合成できる非必須脂肪酸にも分けられますが)

また飽和脂肪酸にはその大きさで長鎖、中鎖、短鎖脂肪酸に分けられ、糖質の二重結合の場所によってω3、6、9脂肪酸があります 

不飽和脂肪酸は融点も低く、常温では液体の状態です。また抗酸化作用があるため、特にω3やω6などの不飽和脂肪酸は身体にいいと言われています

【脂質のお話 その4 脂質のエネルギー量】

脂質は人体にとって重要な栄養素です。

いろんな活動の為のエネルギー源として、人体の構造体として、またホルモンや様々なメッセンジャーの原料としてなくてはならない栄養素です。

それでは具体的に私たちが摂取している脂質について具体的にご紹介して行きましょう。

私たちは平均一日総カロリーの1/4を脂質から摂取しています(意外に多い)

成人なら2000kcalとして、500kcal分 脂質のカロリーは1g9kcalだから脂質に相当すると50〜60gになります (ちなみに脂の乗った豚のバラ肉なら100gで終了です。そう考えると意外に私達は動物性脂肪を取り過ぎているのかもしれません)

私達が通常、取っている脂質の内訳は中性脂肪が95%、リン脂質が数%、コレステロールは0.5%です(意外にもコレステロール少なっ)

ちなみに卵は1個に100mgくらいしか入っていません(知ってました?卵10個食べても1gしかないんです)

厚生労働省の食事指導にも、コレステロールの摂取制限撤廃されています。

何ごとも物事を正しく知ることが大事ですね!

【脂質のお話 その3 脂質の種類】脂質には単純脂質(中性脂肪など代表的な脂質) 複合脂質(リン脂質や糖脂質などいろんな物質とくっついた脂質)誘導脂質(コレステロールなど)の分類があり、その中にもたくさんの種類があります。

その特徴として、脂質は極性と非極性部位を合わせ持った物質であり、安定性があって、同じもの(油同士)はよく混ざり合いますが、違うもの(水)とは混じり合いません。正に水と油!

また物質によってその融点も異なり、温度によって形態が変わりますバターは固体ですが、オリーブオイルは液体ですよね。またココナッツオイルなどは冬は固形ですが、夏は液体に変化します)

また栄養素としてのそのエネルギー含有量は非常に高く、1gあたり糖質は4kcalあたりのカロリー、タンパク質は4kcalですが、脂質は1g当たり9kcalの熱量を持っています。

 

【脂質のお話 その5 中性脂肪脂肪酸について】 

前項でも述べましたが、食事摂取に於ける脂質のメインは中性脂肪です

中性脂肪はトリグリセリドと脂肪酸エステル結合してできた高分子化合物です。

脂質は脂肪酸の種類で体内な代謝が大きく違います。だから脂質の話題になると脂肪酸のお話が出てくるのですね

脂肪酸の種類は主に動物性の飽和脂肪酸と植物性の不飽和脂肪酸に分けられます(また体内で作られない必須脂肪酸と合成できる非必須脂肪酸にも分けられますが)

脂肪酸はまたその分子量の大きさで長鎖、中鎖、短鎖脂肪酸に分けられます。また糖質の二重結合の場所によってω3、6、9脂肪酸があります 

飽和脂肪酸は常温では固形ですが、不飽和脂肪酸は融点も低く、常温では液体の状態です。また抗酸化作用があるため、特にω3やω6などの不飽和脂肪酸は身体にいいと言われています

では私達が健康的にダイエットをするためには、具体的にどんな脂質をどれくらい取ったらいいのでしょうか?また詳しくお話ししていきましょう!

中性脂肪は高エネルギー物質ですが、糖質みたいに直ぐには活用されません。また私達が過剰に摂取した糖質は体内で代謝され中性脂肪として蓄積されてしまうので注意が必要です

 

 

脂質についてのお話 脂質とは身体の大事な構成成分(自分を保護するプロテクター)であり、ホルモンなどのメッセンジャーの構成成分(細胞は脂質二重層の膜に覆われているため親油性の物質でないと反応できない)であり、エネルギーとしての貯蔵体です。